ちょっと待って共同親権ネットワーク

映画製作プロジェクト

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2025年1月31日にMotionGalleryのクラウドファンディングを達成し、映画製作を始めています。
たくさんのご支援ありがとうございました!
心よりお礼申し上げます。
今後も映画製作の進捗などお知らせさせていただきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

たくさんの反対を押し切って成立した離婚後共同親権。
これは家族の「鎖」とならないのか。子どもの人生は、どうなるのか。
DVや虐待に苦しむ未来の被害者を減らし個人の尊厳が守られる社会になるよう願いをこめて、映画を作ります。


私たちは黙らない—

離婚後共同親権を含む民法改正は、多くの反対意見があったにもかかわらず、真摯な説明もないまま異例のスピードで可決・成立してしまいました。

「共同親権」は、父母が「共同」して子育てするのは良いことだ、というイメージが先行し、離別にいたる夫婦や親子の関係性がどういうものかスルーされることが多くあります。共同親権に少しでも異議を唱えると、ネット上でバッシングに遭うこともしばしば。報道ですら、偏った内容のものが多いのが現状です。

でも黙っていては、弱い立場にある子どもの未来を守ることができません。私たちは勇気をもって立ち上がり、声を出し、社会の中で広く問題を伝え続けたいと考えています。


家族のかたちが変わる・・・

2024年に民法が改正され、2026年までに施行される予定の“離婚後共同親権”。

父母が離婚した子どもが毎年約15-20万人という時代です。離婚は特別ではないと言われる現代で、すでに離婚を経験した人、いま婚姻中の人、そして将来いつか結婚するかもしれない若い世代……、すべての国民に関わるとても重要な法律です。「私たちの家族の在り方が変わる」と言っても決して過言ではありません。

そしてこれらは、離婚当事者はもちろんのこと、DVや虐待の被害者支援、教育・医療機関など、子どもにかかわる仕事に携わる方々にとっても、大きく影響があります。

しかし、その改正内容は、十分に理解されているとは言いがたい状況です。

日々の子育ては具体的にどう変わるのか?父母で一緒に決める必要があるのはどんなことなのか?進学や病気の治療など、子どもに関する大切な事柄で折り合えなければどうなるのか?そういう時にはどんな手続きが必要になるのか?そして何より、子どもが自分らしく生き、成長していくために、その一人一人の意思を十分に汲むことができるのか――?

今一度、誰しもが「自分ごと」として見つめ直すことが必要です。


私たちの未来は、ホラーか?ハッピーエンドか?

家庭内の暴力は外からはわかりづらく、本人すら気が付いていないこともあります。DVが起きる背景には、夫婦間の力の格差・支配があると言われています。その力関係の差からなんとか逃れて離婚に至り、新たな生活を一つ一つ築きあげることは、どれほど大変なことなのでしょうか。

また、身体的DVだけでなく、精神的DV(モラルハラスメント)の被害を訴える方が多くいるにもかかわらず、そうした実情に対する社会の理解・支援は、十分と言えるのでしょうか。夫婦間で立場が「弱い」からといって、そうした悲しみ、苦しみを「声なき声」のままにする社会でよいのでしょうか。

社会に、そうした暴力について理解ある人たちが増えることが大切だと私たちは考えています。なぜなら、すべての家族や子どもが、結婚・出産で苦しむことのない社会を作りたいからです。社会にはさまざまな家族のかたち、困難を抱える家庭・親子がいます。離別後、両方の親がかかわり続けることが、必ずしも子どもにとってよい結果をうむわけではないのです。

離婚した後も続く支配や強制されうる親子関係について、当事者の実体験や法律の解説なども交えながら、今後の「私たちの人生」を考えるための映画を制作します。

DVや虐待に苦しむ未来の被害者を減らし、個人の尊厳が守られる社会になるよう、願いを込めて。

離婚後共同親権を導入する改正民法は2026年までに施行されてしまいますが、共同親権施行後予想されている事態や、ひとり親家庭・子への不利益を広く知ってもらい、法律の見直しにつなげるため、映画を全国で上映し、私たちの仲間になってくださる方を増やしていきたいです。

映画の製作委員会は、DV・虐待に苦しむ被害者を減らし、すべての人の尊厳が守られる社会を目指して活動する「ちょっと待って共同親権ネットワーク」の有志が、信頼できる映像制作会社とともに結成しました。企画、資金集め、制作、その後の上映活動を、この委員会で進めていきます。


映画のあらすじ

2024年4月。離婚後共同親権を導入する民法改正案の審議が続いていた衆議院法務委員会で、ひとりの女性が参考人として発言に立ちました。遮蔽板で姿を隠し、ボイスチェンジャーで声を変えて。

「もし私の身元がばれたら、私と子どもは怯えながら転居、転校、転職しなければなりません。今日、この場に立つことはとても怖いです。しかし勇気を振り絞って、国会という公の場で、思いを、仲間の声を伝えることに決めました」

この発言の数日前、共同親権反対の声を上げようと夜の国会前に 約700人もの人々が集まりました。加害者から避難し、ひっそり暮らすDV被害者らが表に出て行動するのは異例中の異例。それほどまでに危機感が高まっていたのです。


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